神戸

全日本藝美会創立90周年記念式典に出席してまいりました。伝統の尊さと、人の縁の温かさと、神戸の素晴らしさと。マイスターのかっこよさと男の友情にしびれる一夜。

記念式典では、マロさんこと篠崎史紀氏の伴奏をさせていただきました。クライスラー作品と、マロさんによる編曲作品のみで構成された、個性際立つプログラムです。マロさん編曲作品は、「弾きごたえのある魅惑のピアノパート」としても知られており、ウィーンわが夢の街、メリーウィドウ・ワルツ、セレナーデ(ラフマニノフの交響曲第2番より3楽章)、チャルダーシュ・マロ、があります。〆にはもちろん、ピアニストが皆避ける為にまだ数名しか弾いていないという曰く付きの『マロ・チャルダーシュ』が組まれており、戦々恐々。今回は一念発起して、自分が弾きやすくて豪華に聴こえる(!)ossia 山本版を作り、光栄にも採用されてしまいました!

そんなわけで、式典前にはファミリアの岡崎社長をお招きしての「べっぴんさん」学会が開催されていたそう!ですが、私にとってもある意味、学会のような回でした。お世話になった皆様に心より感謝申し上げます。