《ソナタを巡る旅路》Instagram開設

《ソナタを巡る旅路》のInstagramができました。

ここでは、当日パンフレット“旅のしおり”に載せきれない資料や、小ネタ、わたしたちの隠れた想い、リハーサルの動画など、旅路の研究記録として残していきたいと思います。

公演まで、お楽しみいただけると嬉しいです。
フォロー宜しくお願いいたします。
@chihirokasumi.tabiji

マリーコンツェルト開館3周年記念

中板橋マリーコンツェルトの開館3周年記念コンサートにて、最高のデュオパートナーである印田千裕さんと、素晴らしいチェリストの弟・陽介君とご一緒させていただきます。

年季の入った姉弟デュオ×旅路デュオで、ブラームスのトリオ!そして一念発起してピアノソロを…!このホールにはそういう魔力があります。

せっかくの機会なので、私の原点でもあるハンガリーもの、リストとバルトークを弾かせていただくことにしました。ハンガリーで使っていた楽譜を18年ぶりに開くと、当時のレッスンメモが所狭しと書き込まれており、ケメネシュ先生の独特の節回しやイントネーションが昨日の事のように想い出されます。とくに、異邦人である私にバルトークの真髄を伝えようとする先生の言葉の数々よ。今では幻のようにすら感じられる記憶ですが、懐かしい先生の筆跡がたしかにある。

マリーコンツェルトは、自分が音楽家であることを思い出させてくれた大切な場所。素晴らしい音響、素晴らしいピアノ、インスピレーションが沸き起こる空間…

5月12日(日)です、ぜひお越しください。
(チケットご用意できます)

ソナタを巡る旅路 vol.3

《ソナタを巡る旅路 vol.3》
華麗なるベル・エポック 〜失われた時を求めて〜

今回の旅の行き先は、19世紀末のパリ、ベル・エポックの時代。べル・エポックとは、日本語に訳すと「良き時代、美しき時代」という意味ですが、19世紀末から第一次世界大戦が勃発する1914年まで、パリでは華やかで享楽的な時が流れました。

昭和のノスタルジックな雰囲気を残す中板橋の街の路地奥から、 19世紀末のパリのサロンにタイムスリップしてしまったような、そんな気分でお過ごしいただけましたら幸いです。

曲目は、フォーレ、サン=サーンス、フランクと、華やかな名曲ばかりが並びます。旅路恒例の当日パンフレット《旅のしおり》も、もはやムック本のようなものが出来上がりつつあります。こちらもお楽しみに。

残席僅かとなりました。
ご予約はこちらから(限定80席)

宜しくお願いいたします!

《ソナタを巡る旅路 vol.2》後記

スケルツォからスタートして、ソナタ1番、2番、3番とブラームスの生涯をかけぬけた2時間(私達にとっては1年間)でした。

アンコールには、ブラームスの最後から2番目の作品であり、クララに献呈されたピアノ曲《6つの小品 op. 118》から間奏曲を。ヴァイオリンとピアノ用に編曲して、演奏しました。

この日の演奏が、ブラームスが生きた証として響いているといいなぁと想います。

トーク形式で、年代を追ってブラームスの年齢と状況を紹介しながら、クララとの関係性や、楽譜から見えてくるブラームスの性格、クララの孫の日記(ちーちゃんが読むと最高に面白い)、弟子との会話、様々なエピソードを紹介しました。

全力を注ぎ込んだパンフレット。

作曲家との距離をグッと縮めてくれた、
やまみちゆかさんに心からの感謝を。

クララとの手紙のやりとり。
最後にかわした手紙も…

ブラームスの大好物レシピを紹介。
私達も作ってみました、美味しかったです!

楽しみすぎるラインナップ…
次はどんな切り口で聴いていただこう!

いとおしい日常

翌日は、長旅から戻ったような感覚で、
1週間ぶりのレッスン。

爽やかに、穏やかに、午後の時間が過ぎてゆきました。みんなに会えてとても嬉しかった。

いただいたお花が軒並みオレンジとイエローでした。
イメージカラーなのかも?