時には昔の話を

古いパソコンの処分をしていると、懐かしい写真の数々が出現!
とくに懐かしかったものを少しだけ載せてみます。

190cmのオランダ&ハンガリー人のメンズに挟まれての楽しかったトリオは、バルトークの『コントラスト』でした。ケメネシュ先生のマスタークラスをソロで受講しに行ったのに、現地について突然言われたトリオ、リハーサルからの本番。ほかにも勝手にモーツァルトのトリオのピアニストにもされており、あわててレッスン室にいくと「なんで来ないんだ!」と叱られ(え!)、初見で弾く羽目になったのですが、これがまた生命力爆発の素晴らしいレッスンで今も忘れられません。さらに期間中にヴィオラの子から伴奏を頼まれ、毎日てんてこまいでしたが、猛烈に楽しかった。

これは、ハンガリーから完全帰国する日の朝に撮った、部屋の写真。

そして帰国後に芸大学生オケの定期演奏会で共演したときの写真。このときはリストの『死の舞踏』を弾きました。突然お話をいただき、弾いたことがないのに弾いたことがあります!と即答し(もう時効のはず・・・)、先生の楽譜をお借りして(私の楽譜は船便に・・・)2週間ほどで譜読み→暗譜での本番でした。指揮がハンガリー人のナジ・ジョルト氏で、ハンガリーの大家さんの中学時代の同級生だったりという不思議なご縁もありました。

どれもこれも、もうかれこれ10年前のことだなんて。
ほかにも、ニンマリとしてしまう思い出の写真は、ピンチで必死だった時のものばかりでした。ちょうど今、私は綱渡りの状況にピリピリぎみですが、これも全力の時間を重ねたら、あとでニンマリできるはず。がんばろっ!